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塗り壁の良さ  ~とてもおすすめな理由を添えて~

I様邸の外部も下塗り~仕上げ塗りとスムースに進行しています。



今回はこのW断熱工法における塗り壁工法の良いところをご説明させて頂きますね~と。





外張り断熱材であるフォルテ(EPS)ボードにモルタル塗りを。



この段階でガラス繊維で出来たメッシュを樹脂混合のモルタルに塗りこんでいき、強度を発現します。

いわゆる塗り壁の「つなぎ」の役目を果たすのですが、

このガラス繊維はメッシュ状なのでモルタルの最大の欠点でもある、

ひび割れ・亀裂に対して全方位的に防止効果があります。



これが柔軟性のある外張り断熱材に直に塗られることで、より効果を高めます。





弊社ではこの工法を採用してから現時点まで一度も

外壁の割れが起きたという事例は起きていません。

これは外壁塗り壁にとって画期的な性能です。





下塗りが終わりました。





あとはこの上に仕上げ材をお好みの色で塗って完成になります。



この工法のもうひとつのメリットとして、

外張り断熱に直に樹脂モルタルを塗る事で圧倒的に外壁の重量が軽くなることです。

㎡あたりで仕上げ材の比較をすると



窯業系サイディング16mm・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約17kg

従来のモルタル15mm・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約30kg

弊社モルタル工法(外張り断熱材と併せて30mm)・約2.5kg



これが家一件分で外壁が200㎡と仮定し、比較すると

サイディング・・・約3.4t

モルタル・・・・・・約6t

弊社・・・・・・・・・約500kg

サイディングで約3t、モルタルなら約5.5tも重量に差が出ます。



これはなにが言いたいかというと、地震などの外力が働くときの耐震性の負担や

長期にわたって保持することで継続的にかかる重量に対する耐久性などに差が出ます。



もちろん重ければ思いなりに強度を増せば良いのですが、

軽いに越したことはないという事ですね。



という事でこの塗り壁の工法は

●モルタルの欠点である割れや亀裂が入りにくく耐久性バツグン

●他の外壁より圧倒的に軽量で耐震性も優良



といった性能が最大のメリットです。



デメリットとしては

●塗り壁なので色は選べてもパターンはサイディングのように多くはない

●素材の組み合わせ上他の壁に比べて衝撃に弱い

(といっても硬球をぶつけたらサイディングでも割れますが)

などが挙げられます。



総合的に性能で言えばおもいっきりメリットばかりなので強くオススメです。

長くなりましたがこれが理由です。

これを読んでご関心がありましたらお気軽にご相談ください。



ではでは。
   
2017年7月15日 投稿|